県政日記【3】 ネット選挙を考える みんなの党 県議会議員 かるべ 和夫
「ネット選挙」が、このほど行われた参議院選挙から解禁されました。9年前に行政書士としてホームページを立ち上げ、最近では「ツイッター」や「フェイスブック」などのSNSも活用している私にとって、大変興味深い試みでした。
県民の皆さんは、今回のネット選挙をどう見ていたのでしょうか。某新聞社の事前調査によると、インターネットを「参考にする」と回答した人は県内の有権者の約2割、「参考にしない」と答えた人は約8割という結果でした。学生や若いサラリーマンの層では、「参考にする」と答えた人が多かったようですが、全体としてはまだまだ関心が低い状況です。
「ネット投票」の検討も必要
松沢成文氏(みんなの党)の動画『全力神奈川坂』は、選挙当日までに約2万7千回も再生されました。大変な数ではありますが、これが直接投票につながったかどうかの検証は必要です。実際に、神奈川区内の投票率は51・67%で、前回を2・99ポイント下回っています。本来の意味での「ネット選挙」は、インターネットで投票を可能にすることです。長年の懸案である若者の政治離れを防ぐためにも、ぜひ「ネット投票」について検討していただきたいと思います。
神奈川県議会は「開かれた議会」を標榜しています。私がSNSを始めたのも、県会議員としての活動をより多くの方に知ってもらうためです。有権者によって選ばれた以上、活動内容を発信することは義務でもあります。SNSは地域の方との関係を深め、皆さんの意見を県政に反映させられるツールであることは間違いありません。
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