横浜市立青木小学校(久保田節子校長)で11月8日・9日、創立140周年を祝う「青木フェスティバル」が行われ、保護者や地域住民らが参加し児童の成果発表などを楽しんだ。一方、分校だった市立三ツ沢小学校(大石久宜校長)でも創立80周年を祝う「こどもまつり」が行われた。
青木小140周年
青木小学校は8日、創立140周年の「記念式典」と「創立を祝う会」を行った。同式典には、岡田優子市教育委員会教育長や川名薫区長らが出席し、140周年を祝った。
9日には記念イベント「青木フェスティバル」が行われた。午前中は保護者をはじめ卒業生や地域住民らに校舎を開放、教室に日頃の取り組みなどを展示し、午後から体育館で音楽発表を行った。この日は約1千人の来校があり、久保田校長は「地域・卒業生・保護者の学校を大切に思う気持ちがあっての140年。それらに感謝をしながら、新しい歴史を創っていきたい」と語った。
同校は1873年7月、第一大学区第七中学区第七十五番小学青木校舎として創立。1945年5月の横浜大空襲では、校舎が全焼する被害に遭った。翌年1月からは隣接する市立三ツ沢小学校に統合。その後旧青木小学校跡地に校舎を建設し、1948年11月、市立青木小学校として独立開校した。これまでに1万2460人が卒業している。
三ツ沢小80周年
三ツ沢小学校では9日、創立80周年記念事業として「こどもまつり」が行われた。児童らの合唱で始まった同イベントは、学校敷地内スタンプラリーや教諭たちによるバンド演奏、ミュージカルショーなどを行った。保護者や地域住民ら約1500人で賑わった。
大石校長は「横浜大空襲で1回焼けてしまったが、そこから復興したのは地域の力。地域と共に歩む学校だと言える。これからも地域の中で成長していく学校でありたい」と話した。
同校は青木小学校の分校だったが、1933年6月、横浜市三ツ沢尋常小学校として開校。1945年には青木小と同じく空襲で校舎が全焼している。1947年に市立三ツ沢小学校に改称。これまでに1万2982人が卒業している。
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