横浜市では梅雨明けから8月上旬まで、最高気温が30℃以上を記録する真夏日が続いた。このような猛暑の中で増えてくるのが熱中症だ。気温のピークとなるお盆休みの時期に、救急搬送される患者が増えるという。厳しい残暑が予想される8月いっぱいは注意が必要だ。
横浜市内の熱中症で救急搬送される患者は、例年お盆の時期にピークを迎える。昨年は、8月10日の76人(区内4人)が最高となった。内訳をみてみると、屋外作業中が37件、次いで居室内12件と続く。屋外では、力仕事のほか、畑や庭の手入れ中に体調を崩す人が多い。65歳以上の高齢者が20人を占めるが、主にエアコンを我慢していた人などが目立つ。
今年は8月3日までの速報値で402人(区内24件)。7月25日の猛暑日(35・2℃)には、35人もの人が熱中症で搬送された。前年比はマイナス83人だが、神奈川消防署の日守高史予防課長は、「患者数は気温に連動しているので、油断は禁物。真夏日が続くとみられる8月中も注意してほしい」と警鐘を鳴らす。
同消防署では「喉が渇く前の水分補給」「適度なエアコン使用」「休憩を取りながらの仕事」などを呼びかけている。さらに、市消防局では、猛暑の予報が出ている日は、救急車を増やすなどの対策も行っている。
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