ミスター高橋の 連 載 「貯筋」の心得 【1】怪我の手当てと筋肉痛
超高齢化社会を迎えようとしている中で、健康寿命の重要性が叫ばれています。若々しく元気な体を保つには、しっかりした筋肉を貯えることが必要です。今回始まった連載を参考に「貯筋」に励んでください。
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スポーツ選手にとって最もこわい敵は、怪我だと言われています。常に体調を整えていながら、予期せぬアクシデントで選手生命をたたれたレスラーを何人も知っています。
私が指導している「チューブ貯筋体操」は、怪我や病気を予防する健康づくりが目的なので、怪我の心配はいりません。それでも絶対にないとは言い切れませんので、軽い打撲やねんざなどの手当てについて一言。
怪我をしてしまった直後は、冷やしましょう。氷をビニール袋へ入れて押し当てるのが効果的で痛みがある間は冷やし続け、ズキンズキンとする感じがなくなったら自然保温してください。激しい痛みが続く場合には靭帯を痛めている事や、骨折も考えられますので早めに整形外科医に見せてください。
運動をするのが初めての人、あるいは長く遠ざかっていた人がトレーニングを始めた時、痛みの差はあれ必ず筋肉痛になります。筋肉痛は、筋肉を強くするための登竜門ともいえますが、痛みは少しでも早くとりたいですね。そのためには、ぬるめの風呂にゆっくりつかり痛む部分をさするとかなり緩和されます。このときに、患部から心臓へ向けてさすることです。
2・3日休んで、まだ多少の痛みが残っていてもトレーニングは続けた方がいいですね。長く休んでしまうと同じ事の繰り返し、「継続こそ力なり」です。
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