「三ツ沢小学校見守り隊」が1月22日、神奈川県民ホールで市教育委員会から感謝状が贈呈された。
頻発する子どもが巻き込まれる事件を受け、全国各地で子どもを見守る組織「見守り隊」が発足している。三ツ沢小学校(八嶋真理子校長)では、三ツ沢下町自治会(加藤保子会長)と三ツ沢下町第一町内会(太田円三会長)の隊員24人が活動を継続している。
隊員らは、緑の服と帽子を身に付け街角に立つ。「三ツ沢は監視が行き届いている」という印象は、誘拐だけでなく、空き巣や高齢者を狙った悪徳商法などの犯罪防止にも役立つという。今回の感謝状は、両会のこうした長年にわたる功績が認められたものだ。
下町自治会週5回体制
下町自治会では、平日の週5回低学年の下校時に合わせ2人体制で活動に励む。同自治会内で誘拐未遂事件があった2010年に加藤会長が一人で始めた。すぐに有志が集まり、児童の見守りに特化した活動を続けている。
下町第一町内会約20年前〜
下町第一町内会では、「町内防犯パトロール」の一環として児童の見守り活動を実施している。高橋宏さんと中山正治さんの二人が、約20年前に始めたのがきっかけ。当初は毎日行っていたが、隊員の減少を受け、現在は週3回となっている。
加藤会長は「顔の見える関係を築けたことで町が明るくなった。他の地域に活動の輪を広げていきたい」と話す。太田会長は「若い世代と連携しつつ、安心安全な街づくりを継続していきたい」と抱負を述べた。
見守り隊は9日に同小学校へ招かれ、朝会で児童に吉報が発表される予定。
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