市会レポート 中学校昼食、名称は「ハマ弁」 自民党横浜市会議員 ふじしろ哲夫
横浜市教育委員会は、2016年度中に市立中学校全校での実施を目指している「横浜型配達弁当」の正式名称を中学生から公募し、このほど投票の結果「ハマ弁」に決定しました。
市教委がまとめた中学校の昼食は、「生徒一人ひとりが、自らの体づくりを考え、自分にふさわしい食べるものを選択」「一人ひとりの状況に合わせて作ることができる」という考え方を尊重し、「家庭弁当」を基本に位置づけています。これに事前予約注文制による「配達弁当」と現在実施されている当日注文の「業者弁当」のどちらも選択できる「中学校の昼食」をまとめました。
「配達弁当」は民間調理施設で調理した弁当を、保温コンテナに入れて各中学校に配達するもので、温かいご飯と汁物、おかず、牛乳を300円〜400円台で提供されます。
約70%が賛成
中学校昼食に関するアンケート調査結果を見ると、保護者や生徒、教職員など全体の約70%が配達弁当実施に賛成しています。重視する点は「栄養のバランス」や「食べる量や好みへの配慮」に多くの回答が寄せられました。また、モデル調査では、温かい弁当を試行した中学校で「温かさ」は注文するうえで「大きく影響した」という回答が多く寄せられています。
配達弁当にかかる施設整備費は約30億円です。もし、給食化のために各区に調理センターを設置する場合は、約330億円と毎年の運営費がかかると試算されており、財政面からも給食導入は困難です。実施以降も取り組みをチェックし、子どもたちの成長につながる中学校昼食を進めていきます。
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