日本の車技術を学ぼうと、独立行政法人国際協力機構横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員19人が9月10日、神奈川トヨタ=本社・栄町=を訪れた。横浜YMCAが委託を受けて実施する地域交流事業の一環。参加者はショールームや工場を見学し、燃料電池自動車などの最先端技術に触れた。
JICA横浜は、日本が有する知識や技術を開発途上国の発展に役立てるため、年間約80カ国・約700人の研修員を受け入れ、各専門分野の研修を実施している。
この課外プログラムは2015年4月から、同センターの地域交流事業を担当する横浜YMCAが企画。同社は、研修員に日本への親しみを感じてもらい、地域に国際協力への関心を高めてもらう「相互交流」を推進している。これまで相撲や茶道などのプログラムを実施しており、今回は要望の多かった車業界の見学先として、神奈川トヨタに協力を得た。
国造り担う19人
参加したのは、アフリカや中南米、アジアの国々から来た19人。大学院に通うなど、いずれも国造りの中心となる行政官や技術者、研究者たちだ。
参加者たちは同社社員によるレクチャー後、ショールームやサービス工場を見学。福祉車両や燃料電池自動車といった最先端技術に触れた。
レソト王国出身の研修員は「先進技術に触れることができて良かった。ここまで技術が進んでいることに感銘を受けた」。ケニア出身の研修員は「屋内の工場が清潔で感心した」と話していた。
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