ミスター高橋の 連 載 「貯筋」の心得 48 体内の二種類の筋肉
一つは『遅筋(ちきん)』といい、主に持久力を担う。もう一つは『速筋(そっきん)』といい、筋力、瞬発力、敏捷性、平衡性などの役目を受け持つ。体内の筋繊維束内に占める両筋肉繊維の比率は性別や遺伝子によって個人差がある。遅筋の衰退速度は比較的ゆっくりしているため、高齢になっても歩けるのはこのため。だが中年以降、速筋の衰えは急激に進む。力が弱くなった、動きが緩慢になったと痛切に感じて、「寄る年波には勝てない」と、つい弱音を漏らしたくなるのはこのせいである。だが諦めることはない。20代の最盛期とはいえないまでも取り戻すことは可能だからだ。遅筋は有酸素運動のウオーキングや自転車こぎなどで鍛えられるし、速筋は適度な負荷をかけた無酸素運動の筋トレをすることだ。
我らが『貯筋倶楽部』の会員は、筋トレ、ストレッチ、ウオーキングの種目をバランスよく行い、人生100歳時代に適応できる体力づくりを目指している。
ところで、私は常日頃から関心を持っていることがある。昨今は多忙を極め人手不足といわれている宅配業者さんの仕事内容である。多量の荷物配り、一日に動き回る歩数と活動代謝量はどのくらいになるのだろうか?重い荷物を持ち、時には階段を昇ることすなわち無酸素運動であり、小荷物を走って配達するのは有酸素運動である。重労働の心身ストレスを十分にケアすれば、遅筋と速筋を鍛える無類の健康的職業だと私は思っている。我家は高台の戸建て、「いつも有難うございます」
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