国際交流ラウンジ「神奈川区多文化共生ラウンジ」が、3月5日(火)に開所する。市内では13番目の設置。ラウンジによる様々な支援を通し、多文化共生の推進が期待される。
国際交流ラウンジは市内在住の外国人のため、生活情報の提供や相談業務を多言語で行う場所。日本語教室の開催や日本人との交流活動等にも取り組み、言葉や文化の異なる人々がお互いを理解し合うための拠点としての役割を果たしている。
区内の外国籍人口は昨年11月末時点で8560人。市内において4番目の多さだ。以前からラウンジ開設を求める声はあり、2021年の有識者での検討会やアンケートなどを行い、23年2月に予算計上され開設への準備を進めてきた。
国境超えた地域交流
管理運営を委託されるのは、NPO法人神奈川区多文化共生の会。同会は、区内各所で外国文化・外国語に関する講座や外国人向けの相談会、外国にルーツを持つ子どもへの学習支援などを行ってきた。「これまでに培ったノウハウと地域ネットワークを生かしてほしい」と区の担当者は期待を寄せる。
ラウンジは、グレース竹和弐番館202号=西神奈川1の9の3=に開所。週6日、利用時間は午前9時半〜午後5時半となる予定(定休日は検討中)。また、現役世代が参加しやすいように、週2日は午後8時まで開館する方針だ。
相談・情報提供の機能に加え、オープンスペースやイベントの開催などで、地域交流の活性化を図っていく。同会の岩間良一会長=中面・人物風土記で紹介=は、区内各施設での日本語教室の開催等も目標に掲げ、「神奈川区らしい施設にして、外国人の方も不安なく暮らせるまちをつくっていきたい」と話す。
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