横浜市が建物を賃借し運営を指定管理者に任せる市内初のオーナー制地域ケアプラザ「横浜市六角橋地域ケアプラザ(井上良一所長)」が11月1日(火)、六角橋3―3―13にオープンする。運営主体となるのは、社会福祉法人若竹大寿会(羽沢町/竹田一雄理事長)。
地域ケアプラザは、市の福祉保健活動や交流の拠点となる在宅介護支援施設。「市地域ケアプラザ条例」に基づき設置されており、区内では、反町・神之木・菅田・片倉三枚・新子安・沢渡三ツ沢で整備が進められてきた。区内で7館目となる六角橋プラザの設置については、建設場所の確保が思うように進まず、市が所有者から建物を賃借し、指定管理者が運営を行う「オーナー制」を採用することで決着した。市で初めての整備手法となった六角橋プラザの開所で、区内での整備計画は完了する。
地域の安心スポットに
施設は地上3階建で延床面積713平方メートル。運動や会食会などを行える多目的ホール(定員80人)、作業や打ち合わせができる地域ケアルーム(定員12人)・ボランティアルーム(定員12人)、調理室を備える。六角橋プラザは、要介護高齢者のケアプラン作成などの「居宅介護支援事業」のほか、福祉・保険の分野などで無料相談に応じる「地域包括支援センター」の機能を持つ。また、「地域交流の場」としての施設利用もできる。今後は、趣味やボランティアの講座、高齢者や子育て世代の交流イベントなどを行う予定となっている。
10月25日には、岡田優子区長や地元議員、オーナーの山室宗作さん・陽子さんなど、関係者らを招いて記念式典が行われた。井上所長は「地域ケアプラザは、地域に開かれた安心スポットです。商店街に近いという立地を活かし、例えば、地域の人が自由に参加できる交流会やコンサートなどを企画していきたい」と話している。
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