神奈川警察署(横田善信署長)は6月25日に行われた「第55回神奈川県警察柔道・剣道大会」に出場し、剣道の部で18年ぶりの優勝を果たした。選手らは「区民の安心感につながれば」と喜びを示した。
県警察学校=栄区=で行われた同大会で、神奈川署は県内17署が出場した署対抗A組にエントリー。近藤昌哉警部補(五段)、加藤賢巡査部長(六段)、三根佑介巡査部長(六段)、牧山幸太郎巡査長(四段)、早津翼巡査長(三段)、成田辰訓巡査(四段)、植村翔太巡査(四段)の7人で臨んだ。
トーナメント戦で4戦全勝し、18年ぶりに優勝を掴み取った同署。チームの中で”(自分たちの)流れを作る”ということを心がけて稽古にも取り組んできたといい、中堅を務めた近藤警部補は「初戦(港北)が手ごわい相手だったので、勝てたことで弾みがついた。決勝まで一試合一試合、気の緩みもなく快勝できた」と総括。近藤警部補と植村巡査は個人成績でも全勝し、「植村巡査は先鋒らしく試合の流れを作ってくれた」と評価した。
署一丸で応援
選手たちは、神奈川区で起きた犯罪や交通事故の対応などに取り組む中、月数回稽古に励んでいる。通常、大会に向けた稽古は2週間ほど前から始まるが、今回、署全体を巻き込んで機運を高めることが得意な横田署長が4月に赴任したこともあり、選手の業務を他の署員が兼務するなどして、3週間前から稽古を積んできたという。
出場した選手らは「制圧や検挙で相手と対峙したとき弱気ではいけない。そういう場面での気持ちの強さは学ぶところが多い」と心身の強さを剣道で培っているという。さらに、「区民の皆さんにも誇れる成績。頼れる存在として、安心感につなげられればと思う」と誓った。
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|