横浜創英中学高等学校=西大口=のバトン部が、7月末に行われた全国ダンス大会で、中学・高校ともに団体総合優勝を果たした。同大会でのダブル優勝は全国初。今年度「チェンジ」をテーマに取り組んできた部員らは、「全員で勝てるダンス」の追求のため日々練習に励んできた。
同中バトン部は7月28日、「全国中学校ダンスドリル選手権大会」に出場し、37チームの頂点に立った。部長の福岡幸優さん(中3)は「踊りだけでなく生活面にも気を配ってきた」と部員をまとめ上げ、念願の優勝を果たした。
同高バトン部が栄冠を手にしたのは、「ダンス界の甲子園」とも呼ばれる「全国高等学校ダンスドリル選手権大会2016」だ。
予選を勝ちぬいた全国154チーム・約2500人の高校生が7月29・30の両日、ジャズやヒップホップなど様々なジャンルの演技を披露。12回目の出場となる同高は、ポンポンとラインダンスが印象的なソングリーダー部門に出場。アップテンポの曲に合わせ、約2分30秒間のダンスで会場をわかせた。一糸乱れぬ「シンクロ率の高さ」などが評価され、6年ぶり2度目の頂点に立った。
「全員で全国制覇を」
ダンス強豪校の同高はこれまで、選抜メンバーで全国大会に臨んでいた。しかし、今春の振るわなかった大会を機に「チェンジ」を掲げ、2・3年生全員で勝てるチーム作りに着手。部長の三浦百恵さん(高3)は「24人のレベル差を埋めるのに苦労した。優勝できたのは3年生のサポートと1・2年生のがんばりのおかげです」と仲間を労った。
顧問の福田果実教諭は「本番に強い子たちだが、まさかダブル優勝するとは思わなかった。大会前であっても基礎練習を怠らない、そうした日々の練習の成果が出たのではないか」と目を細めていた。
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