第16回高校生ものづくりコンテスト神奈川大会の木材加工部門が8月6日、神奈川工業高校=平川町=で行われ、同校建設科3年の中里拓深さんが優勝、阿左美美里さんが準優勝に輝いた。同校の優勝は3回目で、2人は9月4日に行われる関東大会に出場する。
4校12人がエントリーした同部門で、中里さんは昨年に続き2回目の優勝を手にし、同校の3連覇に貢献。阿左美さんも2年連続の準優勝を掴み取った。
中里さんは「練習では阿左美さんの方がよかったので、また優勝できて嬉しい」と笑顔をみせた。一方、阿左美さんは「今年も中里さんに負けてしまったのは悔しい」と、仲間でありライバルの中里さんへ関東大会でのリベンジを誓った。
道具の手入れにカギ
「高校生ものづくりコンテスト」は全国の高校生がものづくりの技術を競う大会。電気工事など7部門が行われる。2人が出場した木材加工部門では、ノミなどを使って大小異なる木材を加工し、完成品や作業状況などが審査される。
2人が特に力を入れているのが道具のメンテナンスで、阿左美さんは「道具の状態で左右される。一度の作業でも刃こぼれしたりするので、手入れにはかなり時間をかけている」と話す。また、「阿左美さんの上手な部分を真似するなどして、技術を磨いている」と、作業効率や技術向上のコツを中里さんは明かす。
めざすは全国
夏休み期間中の現在、毎日学校で練習しているという2人。関東大会では1人のみが全国大会への切符を手にすることができるため、気合が入る。「去年は21位で悔しい思いをしたので、今年は1位をとりたい」と中里さん。阿左美さんも「大事にノミを研いで、中里さんを超えたい」と意欲をみせる。関東大会は日本工学院八王子校で行われる。
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