企業・団体から女性が開発した商品を県が認定する「神奈川なでしこブランド」が1月25日に発表され、区内からは京浜急行電鉄株式会社(原田一之社長)、株式会社ウーマンズ・ワーク(萩原久美子代表)、加工俱楽部かながわ(鈴木キヌ江代表)の2社1団体が選ばれた。認定を受けた企業・団体は2月4日、マークイズみなとみらいで認定式を含むPRイベントに参加した。
なでしこブランドは女性の活躍を促進しようと、2014年から実施。女性が開発に貢献した商品を県内の企業や団体から募集し、優れた商品を「神奈川なでしこブランド」に認定。今まで74件が選ばれている。
2017年度は69件募集があり、食料品・飲料で6件、生活・文化用品10件、住宅1件、サービス3件の計20件が選ばれ、区内からは2社1団体が選定された。認定された企業・団体は2月4日にPRイベントに参加し、商品の展示やPRを行った。認定を受けた商品は県が指定したロゴマークを付けることができる。
女性目線で発信
働く女性をメインターゲットに置き、女性目線で三浦半島の新たな楽しみ方を発信した京浜急行株式会社の「葉山女子旅きっぷ」が選ばれた。企画立案から店舗選定や撮影、製作物まで全て女性社員が行った。開発に携わった伊藤綾香さんは「女性社員のこだわりが詰まった商品ですので、とても嬉しかった」と感想を述べた。
心配りのある住宅提供
株式会社ウーマンズ・ワークの「新築なでしこHOME」は社員が全員女性であることから女性としての経験、心配り、繊細さをもった、こだわりの新築注文住宅を提供していることが評価を受け選出された。萩原代表は「なでしこブランドの認定は念願だった。社員9人が協力してやっとの思いで理想のかたちになった注文住宅がなでしこブランドに選ばれ、とても嬉しいです」と喜びを語った。
無添加にこだわり
「4カ月間こだわり抜いて開発したので、選ばれて嬉しいです」。加工俱楽部かながわの「キャベツがもっと食べたくなるドレッシングシリーズ」は鈴木代表をはじめ、キャベツ農家の主婦6人が開発。地元農産物を原料として無添加にこだわり研究を重ね、地域の子どもが安心して食べられる商品となっている。
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