神奈川大学ボランティア支援室に所属する経済学部3年小倉勝十さんと同学部2年川島愛輝さんが6月12日、市長公舎のホールで開催された「大学・都市パートナーシップ協議会」の代表者会議で登壇し、「まち×学生プロジェクト」の取り組みを発表した。学生らは、同プロジェクトにより企画されたイベントを動画などで紹介し、学校と地域の連携について語った。
横浜市は、大学が持つ研究機関や学生力を活かして地域社会づくりを進めようと「大学・都市パートナーシップ協議会」を2005年に設立した。翌年からは、各大学の代表者や横浜市長などが集まる代表者会議を年に1回開催している。
第12回代表者会議のテーマは「大学・都市連携〜大学と地域がつながるまち〜」。大学と企業・地域と連携した取り組み事例の報告では、フェリス女学院大学と神奈川大学などが発表を行った。
神奈川大学の発表では、経済学部3年小倉さんと2年の川島さんが「まち×学生プロジェクト」をテーマに発表。同プロジェクトは3年前に発足し、大学側からは学生や教授、六角橋地域からはケアプラザや自治連合会、商店街連合会の会長らが参加している。神奈川区役所や市・区の社会福祉協議会も関わりながら、月1回プロジェクト会議を開き、イベントの企画や情報共有などを行っている。
顔がみえる関係を
発表では、同プロジェクトにより企画された、地域の人に大学の取り組みを知ってもらう「六神祭」やまちの魅力を発信する「神大マルシェ」の様子を動画で紹介。認知症啓発で取り組む「オレンジプロジェクト」についても説明した。会場には、六角橋自治連合会の森勤会長やケアプラザの原島隆行さんも訪れ、まちと学生が一体となって発表を見守った。小倉さんは「普段から顔がみえる関係づくりは大切なこと。今後も共同企画を行いながら成長していきたい」と意気込みを話した。
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