小学生のけん玉日本一を決める「第30回全日本少年少女けん玉道選手権大会」の関東ブロック予選がこのほど東京都内で行われ、子安小学校4年の山下正仁くんが男子の部で優勝した。昨年のリベンジを果たし、8月26日の全国大会への切符を手にした。
昨年のリベンジ
関東大会には、東京都を除く関東6県の小学生が参加した。高難度な10種類の技の完成度を減点法で競う予選会。昨年惜しくも次点で涙を飲んだ山下くんは、一つのミスもなく50点満点をたたき出し決勝へ駒を進めた。
決勝トーナメントには8人が出場。試合は、大皿のふちに玉を乗せる「うぐいす」など、指定された”段の技”の成否で勝敗を決した。小学生の最高位である五段を持つ山下くんは、次々と大技を決めて他の選手を圧倒、3試合すべて2対0で優勝を果たした。山下くんは「頑張って練習してきてよかった」と笑顔で大会を振り返った。
負けず嫌いが原動力
けん玉との出会いは小学2年、転校先の子安小で行われていた「けん玉教室」だった。見る見る上達し、けん玉を初めて約1年で小学生の最高位である5段を取得。現在は市内外のけん玉教室に通い、これまで「関東けん玉道選手権」や「JKAワールドオープンけん玉フェスタ」などのタイトルをつかんできた。
しかし世界は広い。7種類の技のスピードを競うタイム競技で、世界チャンピオンに負けて涙したこともある。有段者である宮生和郎校長は「集中力が高く、勝つことへの強い意志を感じる」と負けず嫌いな性格を高く評価する。山下くんは「全国には強敵がたくさんいる。負けないように練習に励みたい」と抱負を語った。
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