市政報告 命の尊さ胸に「核廃絶」を 日本共産党横浜市会議員 宇佐美さやか
75年前も…
75年前の夏もこんなに暑かったのでしょうか?
アジアの人々2000万人、日本人310万人の犠牲者を出した太平洋戦争は、日本がポツダム宣言を受諾し、8月15日に終戦を迎えました。
8月6日広島、9日長崎に投下された原爆によって未だ後遺症に苦しんでいる方々がおられます。日本は、世界で唯一の戦争被爆国です。それなのに2017年国連で採択された「核兵器禁止条約」には、未だに署名・批准していない。それどころか、アメリカの核の傘に頼ったままです。本来であれば、核兵器の恐ろしさを身をもって体験させられた日本こそ、「核廃絶」を先頭に立って訴えるべきです。
毎年、原爆投下された日には、平和と核廃絶を願う世界中の人々が集まり原水爆禁止世界大会が開かれます。今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、インターネットでの開催となりました。
アメリカの若者「核兵器は不要」
NHKがオンラインアンケートで、アメリカの1056人の若者に核兵器について聞いたところ、70%が「核兵器は不要」と回答したと報道されました。
アメリカでは、新型コロナウイルス感染症拡大で多くの国民が尊い命を落とされました。今、命の尊さを世界中の誰もが実感していることと思います。戦争と核兵器は、命を奪うものに他ならない。だからこそ、アメリカの若者は「核兵器は不要」と答えたのではないでしょうか。
世界中の人々と手を繋げる日を
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、本当に手を繋ぐことはできなくても、核兵器禁止・戦争させないという気持ちは世界中の人々と繋ぐことはできます。
軍事費削って
韓国では新型コロナウイルス感染症対策のため、軍事費を大幅に削減し、国民の命を守るために回しました。日本政府は相変わらずアメリカ言いなりで武器を買い続け、敵基地攻撃能力の保有までエスカレート。命を奪う兵器の爆買いではなく、命を守るためにコロナ対策にしっかり力と予算を入れてほしいと強く思います。
憲法9条と命を守るために、地方自治体としてもやるべきことは沢山あります。議会から市長に対して提案を積極的に行ってまいります。
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