新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、横浜市は20日に対策本部会議を開き、3回目のワクチン接種を従来の計画からさらに前倒しして実施することを明らかにした。国による接種間隔の前倒し方針が13日に示されたことを受け、これまでのスケジュールを見直した。65歳以上の接種は1週間前倒しして1月31日から開始し、64歳以下については2月下旬から接種を進める。
64歳以下は2月下旬スタート
65歳以上の高齢者(約86万人)については、2回目接種から6カ月が経過する約83万人を対象に2月21日までに接種券を発送。これまで2月7日から開始するとしていた接種時期を1週間早め、1月31日から順次接種を進める。
64歳以下の接種スケジュールも公表し、2月下旬から接種をスタートする。対象者は約190万人で、昨年7月中旬に2回目を接種した人から順次接種券を発送する。
対象者のうち市内千カ所の高齢者施設に入所している人など約8万5千人については、従来の計画通り2月中の接種完了を目指すとしている。
受け入れ体制整備急ぐ
接種の前倒しに向け、市では国からワクチンの追加供給を受け、個別接種を行う医療機関への追加配送を進める。市内13カ所に設置する集団接種会場でも、接種回数を増やすなど受け入れ体制を強化する。
20日の対策本部会議で山中竹春市長は、「さらなる感染拡大を防ぐ大変重要な局面にいる。皆さまと一緒にこの状況を乗り越えていきたい」と話した。
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