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宮前区版 公開:2011年9月9日 エリアトップへ

シリーズ・トップインタビュー 第3回 一つの出会いを生かして 株式会社ホンダクリオ共立 石崎 護会長

経済

公開:2011年9月9日

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 区内馬絹をはじめ、東京や川崎、横浜に10店舗。ホンダ車の販売店を展開する株式会社ホンダクリオ共立。同社をゼロから立ち上げ70億円企業へと成長させたのが石崎護会長だ。

 同社の企業理念のひとつに「全員参加の経営」がある。これは社員全員で年間計画を作り目標に向かって全員で挑戦していくもの。「社員一人ひとりに責任感とやる気が芽生える」と石崎さん。この理念のもと99年には販売計画達成率全国ナンバーワンになった。

 同社は66年、石崎さんが27歳の時に設立した。それまでは二輪のディーラーで営業を担当。一軒一軒訪問して受注に結び付ける飛び込み営業をしていた。この販売ノウハウが独立後の大きな糧となった。「人との出会いの大切さや1件のご成約の有難さがよくわかった」としみじみ。いかに接していくか―同社の強みである温かなおもてなしの原点はここにある。

 「経営者は会社が進むべき方向性を社員に常に示す必要がある」と話す石崎さん。毎朝、社員全員で読み上げる経営理念は方向性の確認だ。

 あと5年で創業50周年を迎える同社。「人と人とのつながりを大切にしながら年商100億円の企業にしたい」と意気込む。

 一営業マンからトップとなった今も地域への貢献を忘れていない。「これまで私たちを育ててくれた地域に還元するために当社ができることを考え実行する」と石崎さん。過去には交通遺児に贈り物をしたり行政機関に介護用品や自動車を寄贈したりした。

 「不況や震災の影響は確かにある。でも我々が頑張り続けることで市民の方々にも勇気を与えられたら嬉しい」。

 株式会社ホンダクリオ共立―ホンダ車のディーラーとして66年創業。以後、ホンダ車の新車・中古車の販売や修理、中古車買取、レンタカー、自動車保険と幅広く展開している。
 

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