できたよ"40周年米" 有馬小創立記念事業
自分たちで刈り取った稲を掲げる５年生
有馬小学校（中田浩彰校長）で先月26日、５年生が稲刈りに挑戦した。
これは今年創立40周年を迎える同校が記念事業で取り組んでいる水田学習。地元農家らの指導を受けながら、学校に隣接する約30平方メートルの土地で田おこしやしろかき、田植え、かかし作りなどを体験。めでたく収穫の日を迎えた。児童は慣れない手つきながらも鎌を使い、自分たちが育てた稲を丁寧に刈り取った。
児童の渡辺力斗君は「何回もやっていくうちにコツがつかめてきた。田んぼの泥が生あたたかくて気持ちよかった。早く食べたい」と感想を口にしていた。指導にあたった鈴木晴夫さん（50歳）は「子供たちにとっては一生に一度の体験。米作りを通して、食べ物の大切さや農業に関心をもってもらうきっかけになったのでは」と話していた。
米はモチ米で約５キロ。乾燥と脱穀作業を経て、全校児童と関係者が集まる創立記念行事でもちにしてふるまわれる予定。
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