競技用自転車BMX(バイシクルモトクロス)のタイムを競うレース部門で世界選手権出場を目指す兄弟が区内菅生にいる。菊池哲太朗さん(27歳)と雄さん(21歳)だ。今年4月には世界選手権への切符をかけた全日本大会に出場する。
国内のBMXのレース競技人口は約1000人。世界レベルの大会に出れる選手は20人程度。そんな狭き門に長年にわたって挑戦してきた。
哲太郎さんがBMXに出会ったのは幼少のころ。レースを観戦し、選手のカッコ良さに惚れ「見よう見真似で始めた」。以後、様々な大会に出場するようになり、現在はプロとして活躍する傍らインストラクターとして後進の育成にも励んでいる。「タイムを競いつつも、観客を魅了する走りができるレースは本当に奥が深い。もっと多くの人に知ってもらえたら」と話す。
その兄の背中を追いかけて4歳の時にBMXを始めたのが弟の雄さんだ。「兄は良きライバル。2人で一緒に世界に挑みたい」。雄さんは世界選手権の先にあるオリンピック出場も目指している。2016年のリオ・オリンピックを競技人生のピークと捉え、技を磨くために渡米も考えている。「勝てたときの喜びは他にはない。やるからには頂点を目指し続ける」と決意を新たにした。
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