認知症の人や家族、市民、専門家らが集う「認知症カフェ」。12年に厚生労働省が発表した認知症施策の中で、地域での日常生活・家族支援策の強化に向けた取り組みの一つとなっている。
区内でも土橋自治会や犬蔵自治会が同様のカフェを主催しており、住民同士のコミュニケーションの場として人気を集めている。
区内潮見台の認知症疾患専門病院「かわさき記念病院」では、その専門知識を生かして昨年7月から「潮見台カフェ」を行っている。鷲ヶ峯地域包括支援センターが共催。毎月第4火曜日に同院研修室で行われ、患者や家族、地域の人など誰でも自由に参加できる。
3月24日には、過去最高の約60人が参加。認知症デイケアに関する講話や認知症予防の体操が行われた後、参加者らはお互いの交流や同院の精神保健福祉士や看護師らとの会話を楽しんだ。
この日は菅生台自治会の会員らも参加。同会の黒澤克實会長は「見守り活動に力を入れてきた、菅生台でもカフェを始めたい」と新たな開催を検討している。
同院担当者は「地域サークルや大学の発表の場としてもカフェを利用してもらえれば」と、より地域に開けた場づくりを目指す。
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