スタントマンが事故を実演する「スケアードストレイト方式」を用いた交通安全教室が4月27日、宮前平中学校で開催された。同方式の教室は区内で初めて実施。約1200人の生徒と保護者、地域住民らが参加し、交通安全の意識を高めた。
同教室は区の新たな取り組みとして始まったもの。宮前区では昨年交通死亡事故が8件。また、近年自転車で中高生が加害者となる事故もあり、損害賠償も高額化しているという。スタントマンの実演で恐怖を実感してもらい、将来的な事故防止を図る狙い。
当日は自転車による見通しの悪い交差点での事故や車の死角による事故、トラックの巻き込み事故など10通りの事故をスタントマンが実演。合わせて安全な自転車の乗り方の実演も行われた。
事故の様子を目の当たりにした生徒は「小さな過ちが大きな事故につながることを実感した。ルールやマナーを守って、交通安全を心掛けたい」と話していた。
宮前警察署の長谷川元文署長は「山坂の多い宮前区ではより注意が必要。事故の怖さを知るいい経験になったのでは」と話した。
なお同教室は3カ年計画で区内の中学校で随時実施される予定。
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