今年度の神奈川県県民功労者表彰が6日に行われ、区内宮崎在住の都倉正明さん(87)が受賞した。
同表彰は、公共の福祉に貢献し、その業績が特に優れた人を広く顕彰することを目的とした県の最高表彰のひとつで、毎年実施され今回が68回目。
当日は、団体や地域の活動などを通じて社会福祉、保健衛生、産業・経済、教育・文化、生活環境などの各分野で長年にわたり活躍した受賞者42人が県庁本庁舎内大会議場に一堂に会し、一人ひとりに黒岩祐治県知事から賞状と記念品が授与された。
都倉さんは、多年にわたり生花小売業に携わるとともに、県生花小売商協同組合理事長等を歴任。組織の充実強化と経営の安定化に優れた成果をあげるなど、産業振興に尽くしたとして今回選出された。
表彰に際し都倉さんは「もらいたくてももらえないような賞をいただき、大変ありがたい」と喜ぶ。
宮崎台駅前で都倉生花店を経営。フラワー装飾1級技能士で、かわさきマイスターや厚生労働省の卓越技能者に選ばれているほか、黄綬褒章も受章している。また、(社)日本生花商協会会長など各種団体の役職も歴任。そうした中で学校を訪問して小・中・高校生らに生花教室を開くなど多岐にわたって活躍をしている。
「教室では子どもたちからエネルギーをもらって、こちらも元気にさせてもらっている。素晴らしい人たちとの出会いにも恵まれたおかげで今回の受賞にもつながったと思う。これからも恩返しのつもりで社会奉仕に努めていきたい」と抱負を語った。
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