地域の子どもたちを非行や犯罪から守るため、日々尽力しているのが少年補導員。宮前区では警察署長からの委嘱を受け、宮前少年補導員連絡会として23人のメンバーが活動している。犯罪に巻き込まれる可能性が高まる夏休み期間中も区内各地で行われた盆踊り・夏祭りを中心に夜回りに汗を流した。
同連絡会では、地域を見回る街頭補導活動に加え、登下校時の見守りや小学校での非行防止教室・サイバー犯罪防止教室等を実施して子どもたちの安全安心を守っている。柴原照男会長は「宮前区には繁華街が少ないため、子どもたちが事件に巻き込まれる可能性はそれほど高くない。ただし、登下校時に後をつけられるといった報告は頻繁にある。子ども自身が注意することはもちろんだが、地域全体で見守らなければ」と話す。また、スマホやSNSの普及によりネット犯罪に巻き込まれる危険性も高まっているという。「保護者も正しい知識を持ち指導してほしい」と注意を呼びかける。今後、同連絡会ではスマホ・携帯電話のフィルタリング要請活動や使用方法についての指導に加え、薬物乱用防止活動等にも力を入れていくという。
柴原会長は「地域に根付いて長く活動しているメンバーが多い。経験や人脈を生かして各関係機関との連携を強化し、未成年が健全に成長できるまちづくりを進めていきたい」と話す。
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