口腔ケアでインフルエンザ予防 宮前区歯科医師会会長 梅田和裕氏が語る
この時期またインフルエンザの流行が心配されますね。インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが引き起こす感染症です。高熱、頭痛、関節痛などの症状が急速に現れます。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗い、湿度の保持、休養と適切な栄養接種、人混みを避ける、マスクの着用などがあります。
最近では、インフルエンザの予防として、口腔ケアが注目されています。インフルエンザウイルス表面のヘマグルチニンとノイラミニダーゼという酵素が宿主(ヒト)の細胞内に侵入、増殖することを可能にします。
ヘマグルチニンとノイラミニダーゼという酵素は、口の中の常在菌にも存在します。口の中の細菌はインフルエンザウイルスの感染をサポートします。
お口の中の細菌の塊である歯垢を毎日の歯ブラシや衛生士さんのクリーニングで取り除くことで、インフルエンザの予防となります。
要介護高齢者に対して専門的な口腔ケアをすることで、インフルエンザの発症を減少させたという報告もあります。 インフルエンザの予防のためにもお口の中を健康に保ちましょう。
詳しくは、神奈川県歯科医師会ホームページまで。
4月26日
4月19日