宮前平中学校(渡邊信博校長)でロボット製作や電子工作などの活動を行う工学部。2年生4人のチームがロボットコンテスト関東大会に出場し、3位に入賞をした。
同部は全日本中学校技術・家庭科研究会が主催する「創造アイディアロボットコンテスト」の「基礎部門」に出場。自作ロボットを操作し、制限時間90秒以内に長さの異なる円柱を決められたスポットにシュートするもの。タイムやシュートした本数で点数を競う。
緑と赤のボディーから「スイカ」と名付けたロボットで出場したのは、川﨑瑛太さん、齋藤大輔さん、棗田真さん、山﨑璃子さんの4人。進級した昨春から機体の製作に取り掛かり、主に山﨑さんが設計を担当。木材などを切り出し、モーターとともに組み立てた。
機体完成後は、操縦士の川﨑さんが実際に動かしながら要望を出し、より早く正確に円柱を運ぶことができるよう、アームや弱点の修正をチームで重ねていった。
「スイカ」は一度、大きな仕様変更も経験。「すぐに壊れてしまうところがありガラッと変更することになった。作り直すのに苦労した」と山﨑さんは振り返る。
ハプニングも越え
いざ迎えた11月の県大会。初めての大きな大会だったが、「7〜8本入れたら上位にいける。冷静にいこう」という心持ちだったという川﨑さん。準決勝でアーム2本が壊れるというハプニングもあったが、県2位で関東へ駒を進めた。
32チームが参加した12月の関東大会。川﨑さんの操縦技術はさらに磨きがかかっていたが、最後の試合では機体の「はんだ」が取れてしまった。結果は3位と健闘したが、あと一歩で全国出場を逃した。
山﨑さんは「整備不調で悔しい結果になってしまったが、直していく度に完成度が上がっていくのがおもしろく、関東まで来れてうれしかった」と笑顔を見せた。
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