NPO法人全国いじめ被害者の会の会代表の大澤秀明さんの講演会が10日、宮前市民館で開かれた。宮前市民館家庭教育支援講座グループと宮前区地域教育会議の共同開催。
当日はおよそ120人が来場。大澤さんは1996年、当時中学生だった息子をいじめによる自殺で失った経験を持つ。講演では、その体験を通して「いじめはなくすことはできないが、止めることはできる。学校側が子どもたちの声を聞き、いじめは許されないと加害者に毅然した態度で臨むことが必要」などと訴えた。
講演後は「いじめはなぜ起きるのか」、「いじめはどうしたらなくせるのか」をテーマに市民らのグループ討議が行われた。その中でいじめをなくすためには「地域が積極的に学校にかかわる」や「家庭内のコミュニケーションの充実」などといった声があがっていた。区地域教育会議では「継続的に取り組むべき問題。今後も撲滅に向け活動を続けていきたい」と話した。
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