神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2014年5月2日 エリアトップへ

すくらむ21 女性視点で避難所運営本 市内初の発行

公開:2014年5月2日

  • LINE
  • hatena
冊子を製作したすくらむ21の三橋館長(左)と職員ら
冊子を製作したすくらむ21の三橋館長(左)と職員ら

 川崎市男女共同参画センター(すくらむ21、三橋君枝館長)はこのほど「男女共同参画の視点でつくる『避難所運営ガイド』」を発行した。被災時における女性ならではのニーズに配慮したガイドブックは市内初。全市の自主防災組織などに配布するほか、同センターのウェブサイトからダウンロードできる。

 2013年5月、内閣府男女共同参画局が防災・復興の取り組み指針を全国に発表。この指針に基づき、同センターは独自に被災者から避難経験談を収集し、避難所運営に生かしてもらおうとガイドブックにまとめた。

 オールカラーでA4判、全26ページ。運営の基本、集団生活を続ける上での注意点などをイラスト、写真入りで解説している。

 特徴は、男女のニーズの違いに着目した内容。困難の感じ方、必要とする支援が人それぞれ異なる実態への理解を促した上で、男女の就寝場所やトイレ配置の注意点、母乳育児中の母子のための授乳室の設置など、多様な情報を掲載した。

 東日本大震災発生以後、同センターは川崎市内への避難者を対象に月に一度、参加者同士が交流を深める「女性のためのほっとサロン」を開催。同冊子では「女性用物干し場がないため、こまめに洗濯できなかった」「更衣室がなく、女性の多くは仮設トイレや毛布の中で着替えるしかなかった」「避難所のリーダーが男性ばかりで、生理用品など必要な物資の要望を言えなかった」など、来場者が語った被災地での体験談を事例として紹介している。

 三橋館長は「男女共同参画の視点に立ったガイドブックは、これまで市内になかった。市が今年4月に公表した『避難所運営マニュアル〜地震災害対策編〜』と併せて活用してほしい」と呼び掛けている。

 発行した2000部のうち、市内の自主防災組織などに約800部を配布。同センター窓口でも先着で受け取ることができる。また、すくらむ21のウェブサイト(www.scrum21.or.jp)でも公開している。問い合わせは同センター(【電話】044・813・0808)へ。

宮前区版のローカルニュース最新6

今年度最初のロビコン

今年度最初のロビコン

5月28日 ヴィオリラ演奏

5月4日

体験・学ぶ「看護フェスタ」

体験・学ぶ「看護フェスタ」

5月11日 溝ノ口駅前で

5月3日

「風船爆弾」めぐる対談

参加者募集

「風船爆弾」めぐる対談

明大登戸研究所資料館で

5月3日

富士通社員を講師に任用

川崎市教委

富士通社員を講師に任用

市立小・中、高校に4人

5月3日

市民に優勝を報告

Ⅴリーグ連覇のNEC

市民に優勝を報告

5月3日

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

川崎河川漁業組合が放流

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook