「動かない鳥」として話題のハシビロコウ。実は絶滅危惧種に指定されている。
区内有馬在住のジュエリーアーティスト・千田紗知子さんは、ハシビロコウをモチーフにしたシルバージュエリーを製作・販売。売り上げの一部を絶滅危惧種保護に寄付する活動を続けている。
千田さんは、もともと動物好きで5年前に生物学を学ぶために米国・テキサス州に留学。同時に美術学も専攻し、帰国後は3Dコンピュータグラフィックの会社に就職した。しかし、会社を通しての受注やデータを使ってのものづくりに満足できなくなり、「直接顧客の希望を聞いて形あるものを作りたい」とジュエリー製作の道へ。
一方で、留学中からやりたかった野生動物の保護活動もずっと気にかかっており、絶滅危惧種、いわゆるレッドリストに載っている動物をモチーフにしたジュエリーを作り販売し、収益からWWF(世界自然保護基金)に寄付をすることを思いついた。
レッドリストシリーズの第一弾が「ハシビロコウ」だ。理由は「昔から大好きだったから。シルエットなどがジュエリーにしても魅力的だし」。「以前は上野動物園に行っても1羽しかおらず、しかも隅の方に展示されていた。ところが今は人気者になり、メインスペースに複数羽いる」と笑う。「でも皆さん絶滅危惧種だと知っているのかな」。
今後も同じく絶滅が懸念されるシロクマやウミガメ、アジア象などの作品を作る予定という。
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