10月開催のユースオリンピック(14〜18歳)に、ブレークダンスで出場を目指す、県立百合丘高校1年の河合来夢(らむ)さん(16)=人物風土記で紹介=が今月5日、福田紀彦市長を表敬訪問した。
河合さんは、宮前区有馬のスタジオを拠点にする「フローリアーズ」=野中泰輔代表=に、育成部門のアカデミーを経て昨年4月、正式加入した。フローリアーズは、世界大会で史上初の3連覇を果たしたチーム。当日はメンバーも同席し、成果を報告した=写真。
ダンサーネーム「Ram」(ラム)こと河合さんは、昨年12月に台湾で行われたアジア・オセアニア大陸予選で優勝。ユース五輪の切符を懸け、5月に川崎市で行われる世界最終予選に挑む。
河合さんは「大陸予選よりも全力を尽くして頑張りたい」と強調。ダンサーネーム「Taisuke」(タイスケ)こと野中代表(27)らメンバーは、河合さんの向上心やダンスに対する姿勢などを説明した。福田市長は「川崎でもっと盛り上げていければ」と語った。
ブレークダンスとして知られる「ブレイキン」は、アルゼンチンのブエノスアイレスで今年行われるユース五輪の第3回夏季大会から正式競技に採用された。踊り手は「ビーボーイ」「ビーガール」と呼ばれ、手足や全身を使って軽快に踊るのが特徴。1970年代に米ニューヨークの貧困地域で誕生したといわれ、ストリートギャングの抗争の中で、暴力に代わって踊り出したのが始まりとされる。
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