県内19市11町の代表が集い、秦野市などで2月10日に行われた「かながわ駅伝」で4年ぶりの頂点に輝いた川崎市チーム。市立橘高校(中原区)からは福士陽都君(3年)と山田俊輝君(2年)がメンバー入りして優勝を支えた。
アンカーで7区を走った福士君は、補欠だった中学2年のとき以来2回目の出場。選手の実力が拮抗(きっこう)していた同チームでは前日にアンカーが決まり、緊張していたという。「2位の選手と2、3分の差があったので安心して自分の走りができた」と振り返る。
補欠として参加した山田君は、中学3年のとき1区を走った経験を持つ。「他選手のアップ方法や動きを見て勉強になった」とし、サポートの重要性について「自分が普段支えてもらって実感していたので、水やコートを選手に渡すなど裏方に徹した」と話す。
同校の陸上部でも、チームメートとして共に汗を流す2人。自主性を重視する同部では、練習計画や目標を部員が作成しているという。「シーズン中は上級生として練習を引っ張ってきたが、今は1、2年生に委ねている。だんだん後輩たち主導で進められるようになってきた」と福士君。自主性のバトンは次代に引き継がれているようだ。
宮前平中出身も活躍
4区の廣田彩香さん(荏田高)、5区の石鍋颯一君(青山学院大)は、宮前平中学校の出身。石鍋君は、区間1位の見事な走りでチームの優勝に貢献した。
川崎市の鈴木大監督は「今回は優勝できるメンバーがそろい、いい状態で大会に臨むことができた」と総括し、「新しいメンバーになるが、今年の選手たちも来年への思いが強い。連覇を狙う」と決意を語った。
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