神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2019年9月6日 エリアトップへ

必死に生きた 生の声 宮前RCで移民卓話

教育

公開:2019年9月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
話をする伴井さん。同RC会員の親戚に当たることから卓話が実現した
話をする伴井さん。同RC会員の親戚に当たることから卓話が実現した

 川崎宮前ロータリークラブ(吉崎治会長)の例会が8月20日に木曽路で開催され、ゲストとして招かれた伴井富雄さん(76)の卓話が行われた。

 伴井さんは南米のボリビアで農業を営み、現地農協理事などを歴任。現在、在ボリビア北海道人会長を務めている。北海道に生まれ、1957年に国策によりボリビアへ移民。夢見て向かった先は原始林だった。幹回り3mはあろうかという大木を切り倒して開墾し、焼畑農業を始め、雨季や虫害と闘った。若いヤシの木の幹を食べて飢えをしのぎ、ヤシ葺の小屋でヒョウなど猛獣の鳴き声に怯え、マラリアで死にかけたなどという話に、一同息をのみ話に聞き入った。

「生きていて良かった」

 ボリビアに住んで20年ほどで電気が通り「日本のODA(政府開発援助)で道路ができて、病院や学校ができた」。今では約750人の日系人が住み、4世も生まれ、現地の人とともに盆踊りも開かれるという。伴井さんも200ヘクタールの畑と120頭の牛がいる牧場と8000羽の養鶏場を営み、11人の孫に囲まれ暮らしているという。「並大抵の苦労じゃなかった。今は楽しい、生きていて良かった」との一言に誰もが頷いていた。

宮前区版のローカルニュース最新6

今年度最初のロビコン

今年度最初のロビコン

5月28日 ヴィオリラ演奏

5月4日

体験・学ぶ「看護フェスタ」

体験・学ぶ「看護フェスタ」

5月11日 溝ノ口駅前で

5月3日

「風船爆弾」めぐる対談

参加者募集

「風船爆弾」めぐる対談

明大登戸研究所資料館で

5月3日

富士通社員を講師に任用

川崎市教委

富士通社員を講師に任用

市立小・中、高校に4人

5月3日

市民に優勝を報告

Ⅴリーグ連覇のNEC

市民に優勝を報告

5月3日

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

川崎河川漁業組合が放流

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook