宮前平在住の松屋一久さん(58)が作成するフィギュアが、世界的な評価を受けている。
松屋さんは「MATSUYAランド」名義で作品を作成。10年ほど前には、世界中からアクセスのあるウェブサイト「OSWフォーラム」の人気投票で、軍物フィギュアが月間賞を2回受賞した。また細部まで作りこまれたこだわりを買われ、アメリカ・フロリダの歴史博物館から製作依頼が舞い込み、10体の作品が展示されている。
プロイラストレーター「正蔵(まさくら)」としても活躍している松屋さん。幼い頃に買った軍物フィギュア「G.I.ジョー」を再び集めていくうちに、「リアルじゃない」と不満に思っていたという。収集仲間と「それならば作ってしまおう」と着手したのは15年ほど前のことだ。
既製品にスポンジテープで肉付けして筋肉をつけ、軍服などがしっかりとシワになるよう、薄い生地を使い縫製。小物類には重みを持たせ浮かないようにし、顔部分はミリ単位以下で粘土を肉付けし削り、オーブンで焼き付けを繰り返す。またモデルとなる映画を何十回と見て参考にし、時代考証する。
「自分よりも作品に思いを馳せてほしいから」と顔出しはNG。長い時間をかける作業も「好きだからこだわっちゃう。苦ではないし、世界的に認めてもらえて光栄」と松屋さんは話した。
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