川崎市は8月27日、新しい市民館・図書館基本計画案に関する意見募集の実施結果を公表。949通、1826件の意見が寄せられた。市は一部意見を反映させ、修正等をおこない、基本計画 を策定した。
市は民間事業者による鷺沼駅周辺再編整備に伴い、宮前市民館・図書館の移転整備に向けた取り組みを進めている。施設整備や事業サービスの考え方、今後の検討の進め方などについてまとめた計画案では、市民館・図書館の連携強化やホールの規模などについて示された。
市は5月29日から6月29日までの1カ月間、市民意見を募集。民間との対話を含む管理運営手法などを示した「事業・サービスの考え方」に関する意見が665件と最も多く、次いで施設の規模などを示した「施設整備の考え方」が302件だった。
意見の中には「開館時間の延長」や、「運営を民間委託、指定管理にせず、市の直営に」「子ども用のトイレの設置を」「市民館と図書館の融合に関して示されているが、それぞれの機能や目的を尊重してほしい」といった声もあった。
コロナ対策を追加
「コロナ禍において公共施設の在り方を把握、分析する必要がある」など、新型コロナウイルス感染拡大を受け、対策の必要性などを訴える声も複数寄せられた。
これに伴い市は、「新型コロナウイルス感染症等への対応の検討」について、基本計画に新たに明記した。今後、サービスの効果的な提供手法などに関する管理運営計画の策定作業を進める。
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