神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2020年9月11日 エリアトップへ

ドロバチの巣 数年ぶりに 白幡台の奥山さん宅で

社会

公開:2020年9月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
自宅ベランダでハチの巣を指さす奥山さん
自宅ベランダでハチの巣を指さす奥山さん

 奥山徹さん(白幡台)は7月末、自宅2階のベランダの片隅に「ドロバチ」の巣があるのを発見した。そこは洗濯物を干すために毎日のように使っている場所。「妻が怖がるので、後ろ髪を引かれる思いで取り除いた」と振り返る。しかし、数日後、新たに巣作りをする健気なドロバチの姿に感動した奥山さんは、約2週間にわたり巣の観察を始めた。

 奥山さんは薬学博士。ドクター論文に「昆虫」関連のテーマを選ぶほど昆虫に関心を持つ。奥山さんは白幡台に長年住んでいるが、自宅でハチの巣を発見したのは2回目。久しぶりのドロバチの来訪を「7月の長梅雨が影響しているのではないか」と分析する。

 「洗濯物は私が積極的に干しています」。ドロバチの巣にあいさつするのが日課となった奥山さん。ドロバチはスズメバチのような獰猛さはない。軒先などに泥で巣を作り、チョウやガの幼虫を狩り、幼虫の餌にする。「実際、巣の下に青虫が3匹残されていた」。観察から2週間後、だ円形(縦19cm、横6cm、奥行き3cm)の巣が完成した。と同時に、ドロバチの姿が消えてしまったという。

 「消息不明の理由は『ファーブル昆虫記』にも書いていなかった。今は成虫になるのを楽しみにしている」と話した。

宮前区版のローカルニュース最新6

99品紹介のパンフ完成

かわさき名産品

99品紹介のパンフ完成

5月3日

体験・学ぶ「看護フェスタ」

体験・学ぶ「看護フェスタ」

5月11日 溝ノ口駅前で

5月3日

「風船爆弾」めぐる対談

参加者募集

「風船爆弾」めぐる対談

明大登戸研究所資料館で

5月3日

富士通社員を講師に任用

川崎市教委

富士通社員を講師に任用

市立小・中、高校に4人

5月3日

市民に優勝を報告

Ⅴリーグ連覇のNEC

市民に優勝を報告

5月3日

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

川崎河川漁業組合が放流

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook