任期満了に伴い、10月10日告示、24日に投開票される川崎市長選を巡り、政治団体「川崎の発展を考える会」が6月16日、福田紀彦市長に3期目の出馬を要請した。福田市長は「思いをしっかり受け止めていきたい」と述べたものの、「しかるべきタイミングで判断したい」と出馬への明言を避けた。
この日は高橋章会長らが市長を訪問。コロナ対策を含め、市民の安全と健康を守る施策の充実▽市財政健全化の推進―など全9項目からなる要請書を手渡した。元副市長で同会事務局顧問の砂田慎治さんは面会後、記者団に対して出馬要請への経緯を説明。5月の役員会で2期8年の取り組みを評価する声が相次いだことを要請の理由に挙げた。砂田さんは「(コロナ禍でもある中で)市政を大きくカーブを切る状況ではない」とも語った。
同会は市医師会、市歯科医師会をはじめ、市内各種団体の幹部らが名を連ね、現在の会員数は218人。設立は2017年で、前回の市長選でも出馬要請を行った。
同市長選については、6月21日時点で立候補に名乗りを上げる人はいない。
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