野川神明社で6月29日、神事「夏越の大祓の儀」が執り行われた=写真=。半年の晦日に穢れを落とし、残り半年の無業息災を祈る伝統行事。
梅雨の晴れ間となった当日、総代ら20人ほどが参加。宮司らが裂き衣や解き縄の儀を行い祝詞をあげた。氏子ら地域住民も集まり、全員で八の字を描きながら茅の輪をくぐり平穏を祈った。
古代から全国同じ形で受け継がれている茅の輪くぐりは、別称「胎内くぐり」とも呼ばれ、清々しい心身に生まれ変わる意味も持つ。稲に虫が付き、疫病の流行りやすいこの時期に行われてきたという。宮司は「大祓とは地域全体、ひいては国全体を清める。祖先たちは大変な時を幾度となく乗り越えてきた。私たちも地域一体となって、明るい未来へ乗り越えていこう」と呼び掛けた。
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