川崎にゆかりのある吉本興業のお笑いコンビ「アップダウン」は、戦争を題材にした音楽劇や漫才に取り組む。笑いを交えながらの伝承活動が注目を集め、全国各地の学校などで公演を行っている。
アップダウンは、竹森巧さんと阿部浩貴さんのお笑いコンビ。竹森さんは宮前区に在住し、川崎市消費者行政センターの開く講座やPR動画などにも出演する。
このうち、全国各地で上演する「桜の下で君と」は、知覧特攻隊を題材にした2人芝居。11年前、竹森さんが友人と「知覧特攻平和会館」(鹿児島県)を訪問し、特攻隊員の遺書をはじめとした展示物を見て衝撃を受け作品化。2人乗り戦闘機で特攻した教官と教え子の絆の物語で、先人たちが「国や家族を思う気持ち」や「置かれた状況を一生懸命生きている」姿を伝える。
「芸人として未来の子どもたちのために」との思いを込め、笑いと音楽を交えてつくりあげた同作品。初上演には、居眠りせずに鑑賞する子どもたちの姿があった。「公演を続けよう」と竹森さんは決意したという。
新型コロナ禍で公演中止が相次いだ2020年には終戦の日から1週間
動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信すると再生回数は1万3千回を超えた。その後「原爆をテーマにした作品をつくってくれないか」との依頼も舞い込み、長崎原爆をテーマにした「原爆漫才」も完成。活動の幅も広がっている。
8月25日には川崎区でライブ
8月25日には川崎区日進町の複合商業施設「unico(ウニコ)」内のカフェ「IBIS(アイビス)」でお笑いライブ(チケットはhttps://line.me/R/ti/p/%40wwg9401tから 問い合わせはウニコ【電話】044・211・1711)を開催。原爆継承漫才を一緒に作った作家が川崎をテーマに書き下ろした芝居も行う。前出の作品についても触れる予定だ。
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