合言葉は「しあわせ」 JR川崎駅西口側の商店有志が主催 10日までイベント
ＪＲ川崎駅西口側の商店主の有志が企画した「しあわせ祭り」が今月10日（木）まで行われている。期間中、加盟店舗で買い物をする際、「しあわせ」という言葉を伝えると各種特典が用意されている。
キャッシュバックサービスや各種割引、大盛りサービス―。一見一般的な大安売り出しの告知のようだが「購入の際『しあわせ』と言ってください」と幸区南幸町で和菓子店を経営する徳植（とくうえ）由美子さん。「『しあわせ』の言葉が消費者や商店さらには街をも元気させる」という。
このイベントは、ＪＲ川崎駅西口に近い幸町や南幸町などにある商店９店舗で構成する「ハッピーサークル」（発起人・徳植由美子さん、秋山豊さん）が主催。加盟各店ではイベントに合わせ、「しあわせ」をテーマにした新商品やサービスを用意。買い物の際に「しあわせ」という合言葉を伝えると、各種割引やサービスが受けられるという。昨年９月に続き今回で２回目。
近年、商店街を取り巻く環境は厳しさを増している。川崎市によると平成19年の繁華街の店舗数調査では前回調査（平成14年）に比べ店舗数は減少している。川崎区では１２７店（10・9％）減、幸区では１５５店（54・２％）増だが大型商業施設に進出した店舗分を除けば、45店減となっている。商店街は生き残りをかけ、地域住民の絆の再構築や新しい取り組みなどが求められている。
ハッピーサークルは市民活動などに区が助成する幸区提案型協働推進事業にも選ばれた。幸区役所では同グループの取り組みに対して「商店街振興や地域の活性化に繋げてもらいたい」と期待を寄せる。
問い合わせはハッピーサークル（【電話】０４４・５２２・２７２１）徳植さんまで。
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