(仮)東海道川崎宿歴史文化資料館 具体化へ舵切る 完成は2013年 夏〜秋頃
川崎区本町の水道局川崎営業所分室跡地に建設が計画されている自転車駐輪場と(仮称)東海道川崎宿歴史文化資料館の設計イメージ図が作成されたことが、同グループの関係者の話から分かった。
旧東海道沿いにある同跡地には、自転車駐輪場の建設とあわせ、歴史資料館の整備を求める声が地域住民から挙がっている。
08(平成20)年10月には地元町内会会長や経済団体関係者、文化人ら約100人が名を連ねた推進委員会(斎藤文夫世話役、市川緋佐麿世話役、平川靖二世話役)を設立、署名運動を展開した。翌年3月には集まった9000人余の署名を添えた陳情を阿部孝夫市長に提出。これを受け、市長も建設に前向きな姿勢を見せ、川崎区役所でも(仮称)東海道まちづくり文化・交流拠点の設立支援に取り組んでいる。
このほど示されたイメージ図によると、建物は高さ18メートルの4階建てで旧東海道側に歴史文化資料館が設けられる。このうち1階部分に休憩所と川崎名産品を取り扱うスペースが設けられ、2、3階に東海道川崎宿などの歴史資料が展示される。また、最上階は地域住民らが利用できる大集会室や事務所が入ることを想定している。また、駐輪場は1階から3階に815平方メートルのスペースが設けられる。
関係者の話によると、今回示されたイメージ案をもとに設計会社がレイアウト作業を行い、2013年夏〜秋頃の完成を目指すという。
イメージ図を受け、推進委員会の斎藤世話役は「東海道品川宿のような立派な施設にしたい。今後は寄付金を市民に呼びかけていきたい」と話している。
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4月26日
4月19日