神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2011年7月8日 エリアトップへ

手足口病が流行の兆し  例年を上回るペースで増加

公開:2011年7月8日

  • LINE
  • hatena

 乳幼児を中心に、夏季に流行する「手足口病(てあしくちびょう)」が川崎市で例年を上回るペースで患者数が増加していることが市保健福祉局の調べでわかった。同福祉局では「今後夏のピーク時に向けさらに患者数が増加していく可能性が高い」と注意を呼びかけている。

 今年全国的な流行を見せるウイルス性疾患の「手足口病」。患者数は西日本を中心に過去10年間でもっとも多い。川崎市においても6月27日〜7月3日の一週間で約100人の患者が確認された。前週の38人に比べると約3倍に急増している。平成17年に次いで2番目に多い患者の報告数となった。

 手足口病は、夏風邪の一種で主に患者は5才以下の乳幼児が約90%を占める。体力の落ちた大人にも感染する可能性がある。

 症状は手のひら、足の裏や口腔内に2〜5ミリ程度の水泡性発疹が出る。3日間ほどで消え跡が残ることはない。約3分の1程度の患者に発熱が見られるという。

 主に3〜5日程の潜伏期間を経て発症する。感染経路は風邪と同じように鼻水・唾液、便などから感染する場合が多い。予防接種などはないという。ほとんどの場合は、数日間のうちに治るが、まれに髄膜炎や心筋炎などの合併症がでることがある。高熱や嘔吐、頭痛などの症状には注意が必要としている。

 同安全室では「一般的な感染症対策として、日頃からうがいや手洗いなどをしっかり行い、排泄物などを適切に処理することが重要。また高熱がある場合はすぐに医師の診断を受けてほしい」と呼びかけている。
 

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

川崎区版SDC始動

川崎区版SDC始動

地域課題解決へ

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook