夢見ヶ崎動物公園 2013年度まで随時工事 住民の声受け不便を解消
幸区民の憩いの場としても親しまれている幸区南加瀬の夢見ヶ崎動物公園(柾一成園長)に向かう歩道の整備と展望広場のトイレ新設工事が完了した。柾園長は「更なる利用者拡大につながるのではないか」と期待を寄せる。
同動物公園は、入場無料の動物公園として知られ、市内外から年間約20万人が訪れている。桜の名所としても知名度が高く、これからの季節多くの花見客が訪れるという。
これまで幸区役所には利用者などから「歩道が桜の根上がりで、でこぼこしていてベビーカーを押して上るのが大変」、「トイレの数が少なすぎる」などといった声が多く寄せられていた。
こうした声を受け、2年前から有識者と地域住民などからなる「夢見ヶ崎公園検討協議会」を立ち上げ、協議を重ね、市に改善を求めてきた。
このほど新設された「女性とこどものトイレ」は総工費約2500万円。子ども用の小型洋式トイレ4基と大人用の洋式トイレ1基、オムツ台などが完備された。総工費約3800万円かけた歩道は、日吉出張所から同動物公園までの全長約90メートルの区間が整備された。桜の根上がりを考え、従来の高さより20センチかさ上げ。ヒートアイランド対策として遮熱性のある舗装も施された。
南加瀬に住む女性は「歩道のでこぼこがなくなり、利用しやすくなったのでうれしい」と話した。
幸区役所によると「今後も園路の整備などを行い、さらに利用しやすい動物公園を目指す」としている。
リニューアル工事は今後も随時行われ、工事完了は13年度末を予定。
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4月26日
4月19日