大師地域 ご当地グルメを開発 第1弾はくず餅麺、焼き鳥丼
川崎大師地域の商業関係者らが「ご当地グルメ」の開発を進めている。このほど、「くず餅麺」と「焼き鳥丼」を完成。あす4月14日(土)とあさって15日(日)に同地域一帯で開かれるイベント「かわさき楽大師まつり」で試食販売する。
開発を手がけたのは、同地域の商業関係者で構成される「川崎大師グルメづくり委員会」(石川庸委員長)。
大師地域を門前町らしい景観づくりとして整備を図ることを求める地域組織「川崎大師まちづくり協議会」で食を通じた地域活性を考える機運が高まったことを受け、発足。昨年8月から集まりを開いている。これまで4回の会合を通じ、「くず餅麺」と「焼き鳥丼」を完成させた。
くず餅麺は、委員会の事前調査で地元住民から要望の多かったくず餅を、うどんのようして味わう料理。長さ10センチ程度のサイズにカットし、カレー、とろろ汁、ジャージャー麺などのタレをつけて味わう。「甘味のくず餅とタレとの食べ合わせは、ミスマッチのように思われるかもしれないが、そんなことはない。例えるなら、いちご大福のような感覚」と、関係者は語る。くず餅のほどよい甘さと、食感を楽しむことが出来るといい、「ヘルシーで美容にも効果的」との声も聞かれる。
かつて大師地域で盛んだったノリ養殖にあやかり、のりをまぶした「焼き鳥丼」もご当地グルメとして押し出すことになった。炭火風に網焼きした鳥肉に焼き鳥のたれをかけたメニュー。
同委員会ではこのほか、川崎大師で節分の際に使われる福豆など7種類の具材を使った「〈大師名物七福弁当〉ビーフステーキ炊き込みめし」も考案中。発表に向けて準備を進めている。
14日、15日に試食会
14日(土)と15日(日)に開かれるイベントでは大師公園に特設ブースを設け、カレー味のくず餅麺を各日200食、焼き鳥丼を各日500食提供する。石川委員長は「将来的には大師エリア内の商店街で味わるようにしたい」と、普及に力を注ぎたいと意気込む。
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4月26日
4月19日