神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2012年5月11日 エリアトップへ

市内クラブ所属 立石選手 ロンドン五輪へ 競泳平泳ぎ2種目に出場

公開:2012年5月11日

  • LINE
  • hatena
二人三脚で練習に励んできた立石選手(左)と高城コーチ
二人三脚で練習に励んできた立石選手(左)と高城コーチ

 競泳のロンドン五輪代表選考を兼ねた日本選手権が4月、東京辰巳国際水泳場で行われ、NECグリーンスイミング玉川(川崎市中原区)所属の立石諒選手(慶應義塾大学)が日本代表に決定した。夏の本番へ向け、合宿などの調整を重ねロンドンでの表彰台を目指す。

 立石選手が出場したのは、平泳ぎ男子100m、200m。同種目には2大会連続で金メダルを獲得した北島康介選手が出場し、大きな注目を集めるレースになった。

 3日に行われた100m平泳ぎ決勝では、北島選手が日本新記録の58秒90を出し、4大会連続五輪出場を決めた。初の五輪出場を目指して出場した立石選手は59秒60のタイムで2位。五輪派遣標準記録を突破し、北島選手とともに五輪への切符を手にした。6日の200m決勝では、2分8秒17の自己ベストをマーク。北島選手(2分8秒00)に続く2位だったが、「北島選手の仕上がりは予想以上だった。残り3ヵ月の調整次第で順位は変わるかもしれない」と自信を見せる。

 中原区のNECグリーンスイミング玉川に所属する立石選手は、高校時代から将来の有望選手として注目を集めていた。しかし、前回の北京五輪代表選考会では、わずかの差で3位になり悔し涙を飲んだ。一時は水泳を止めようかとまで悩んだが、約2年前から同クラブの高城(たかしろ)直基コーチの指導の下、再度五輪を目指した。「応援してくれた友人、先輩、先生、家族に感謝したい」。決勝レース後のインタビューでそう答えた立石選手。4年前の挫折から、支えてくれた周囲への感謝を一番に口にし、充実した表情を浮かべていた。五輪本番までは残り約3ヵ月、合宿や遠征を重ね調整を続ける。

 高城コーチによると、世界は強敵も多いが「北島選手とともに日本の底力を見せられれば」(同コーチ)と、2人揃っての表彰台を目指す。

 立石選手は「ロンドン五輪ではベストを尽くし、全力で頑張ります。応援をよろしくお願いします」と闘志を見せた。
 

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

川崎区版SDC始動

川崎区版SDC始動

地域課題解決へ

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook