川崎幸新病院6月1日開院 救急車受け入れ1万台目指す
社会医療法人財団石心会・川崎幸病院(幸区大宮町・石井暎禧理事長/院長)の新病院が6月1日から診療を開始する。北米型の救急救命室(ER)を開設し、救急車受け入れ1万台を目指す。
新病院は、川崎幸病院(幸区都町)と川崎幸病院中原分院(中原区木月住吉町)を統合。これに伴い、既存の2病院は5月31日までとなる。
完成した新病棟は、地上11階と塔屋1階建ての鉄筋コンクリート製で延べ床面積は約2万1千平方メートル。約80台分の駐車場を確保した。
石井理事長によると、同病院は「救急車を断らない病院」を基本理念に、年間1万台の救急車の受け入れを目指す。これに対応するため、病棟2階に北米型救命救急室を開設し、全ての救急患者の初期救急診療を施す方針。
病棟上階には大動脈、脳血管、心臓病をはじめ放射線治療を行うセンターを開設し、高度な専門医療を行う医療機関としての役割を担う。
1階部分は治療の優先度を決めるトリアージエリアを確保。医療ガスや電源、簡易ベッドや仮設トイレを備蓄するなど、災害医療の中心病院としての機能も備える。
病床数は当初265床でオープンし、その後327床となる。また、医師109人、看護師433人の計833人でスタートを切る。
5月20日に市民向け内覧会
病院開院に先がけ、今月13日には医療関係者を対象にした内覧会が開催され、医療機器などの前でカメラを構え、写真を撮る光景が見られた。
同病院では5月20日(日)午前9時30分から午後3時30分まで一般市民向けの内覧会を開催する。
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4月26日
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