日吉商店街連合会 伊勢原市商連と連携 イベント交流や商業振興など
幸区の日吉商店街連合会(6商店街212店舗・深瀬武三会長)は先月29日、伊勢原市商店会連合会(5商店街300店舗・小沼富夫会長)と「連携・協力に関する覚書」を締結した。両商連とも、江戸城を築城したとされる室町時代の武将・太田道灌と関わりが深い地域。締結を機に相互交流や振興をはかる。
日吉地区では、加瀬山付近で一夜を過ごした道灌が、鷲に兜を取られ、築城を諦めたという伝説が伝えられている。一方で伊勢原市は、道灌が暗殺された地とされ、40数年前からはこれをしのび「伊勢原観光道灌まつり」を開催している。
締結のきっかけは、日吉商連が今年、40回目の節目を迎える日吉まつりで道灌に関連する行事を企画したこと。同道灌まつりの運営に関る伊勢原市商連に「同じ歴史資源を持つ商連なので是非協力をお願いしたい」と声をかけた。伊勢原商連側も日吉地区の集客に向けたアイディアを必要としていたこともあり、実現に至った。
日吉出張所で行われた調印式には、深瀬会長と小沼会長が出席。両商店街が行うイベントで交流を図ることや商業振興策の研究と情報共有化に取り組むことに合意し、覚書に署名した。
深瀬会長は「商連同士が結びつくのは全国的にも珍しい。友好関係で両商連を盛り上げていきたい」と語り、日吉まつりに関しても「例年以上に来場者に喜んでもらえるような充実した内容の日吉まつりにしたい」と述べた。
小沼会長も「太田道灌公が導いてくれた縁。今後様々なことで連携を図りたい」と期待感をにじませた。
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4月26日
4月19日