若宮八幡 音楽と料理のフェス開催 音楽バーが主催
レゲエに津軽三味線、ロックにソウルミュージック――。さまざまなジャンルの音楽が境内に鳴り響く。若宮八幡宮(川崎区大師駅前)で30日、「若宮フェスティバル2012」と題した入場無料の音楽フェスティバルが開催される。エスニック料理片手に、未知の音楽との出会いを楽しめる内容となっている。
初開催の同フェスティバルを主催するのは、川崎区駅前本町にある音楽バー「カールバー」の安藤順也取締役(45)。開催の裏には「川崎や大師の若者を盛り上げたい」、「音楽でこんなに楽しめるんだと知ってほしい」という安藤さんの思いがある。
若者を盛り上げたい
3年前から川崎区伊勢町に移り住み、昨年川崎駅前に「カールバー」をオープンした安藤さん。大師の古い街並みや商店街の人々の仕事ぶりにほれ込み、町に愛着を持った一方で、若い人たちが楽しめる場が少ないようにも感じていた。
「無料の音楽フェスティバルなら若者にも楽しんでもらえるはず」。そう思いつき、開催に向けて奔走。店に集まるミュージシャンたちに出演を取り付け、会場は「かなまら祭り」への出店で親交を深めてきた若宮八幡宮に頼み込んだ。一からのスタートだったが、何とか初開催にこぎつけた。
誰もが楽しめる祭に
「せっかく開催するのであれば、地域住民にも楽しんでほしい」。次第にそう考えるようになり、音楽以外のコンテンツの充実も図った。会場内の出店ではジャマイカ料理「ジャークチキン」や、ハワイアンパンケーキ、ペルーの伝統的なジュース「チチャモラダ」等、世界の味が楽しめるほか、フリーマーケットやマジックショーもある。「音楽ファンはもちろん、地元の方々にも『学園祭気分』で遊びに来てほしい。それが今まで縁のなかった音楽との出会いになれば」(安藤さん)。
出演するのはボーカルユニット「SHANGRI-LA」や「イカれ三味線弾き」等の川崎在住のミュージシャンのほか、レゲエバンド「フリスコ」ら。ライブハウス等で腕を磨く実力派をそろえた。
国際理解の場にも
フェスティバルの恒例化を目指す安藤さんは、今後の展望について「音楽や料理、参加する外国人たちとの交流を通して、国際理解の場になれればうれしい」と話す。またゴミや騒音のマナーをきっちり守り、誰もが気軽に参加できるフェスティバルを目指していく。
開催時間は午前10時〜午後5時(バンドの演奏は午後1時〜2時)。また、カールバーではフリーマーケットへの出店者も募集している。詳細や出店希望者はカールバー(【電話】044・223・8391)へ。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日