「野外映画で昭和感じて」 あす21日、大師山門前で
60年代まで川崎大師境内で開かれていた野外上映会を再現した催しを、地元商店主らによるグループがあす21日(土)に開く。会場となる川崎大師の山門前に約150インチの大型スクリーンを設置。映画を鑑賞しながら、高度成長期の門前町・大師の良き思い出や地元の人情を知ってもらい、郷土愛を育んでもらいたいと願う。
「ゆめシネマ上映会」と題した催しは、大師地区の春の一大イベント「かわさき楽大師」の一環。例年、シネマ上映会は春に行われていたが、今年は秋の部として切り離した。
60年代までの川崎大師では、毎月20日の「ご縁日」の日に、映画上映会を開催していた。集まった近隣の人たちが膝を突き合わせながら楽しいひと時を過ごしたという。「昭和の良き思い出。かわさき楽大師の原点でもある」と、かわさき楽大師プロジェクト実行委員会シネマ部会の松原章浩部会長は語る。
野外上映会は第1回目以来。来年、川崎大師平間寺で10年に一度の大開帳が行われ、多くの参拝客が訪れることからイベントの原点に立ち返る必要性を感じたという。川崎大師平間寺の協力を得て、同寺山門前で開くことができた。
上映作品は林海象監督の「探偵事務所5」など5作品。川中島小学校児童など子ども達が手がけた映画や大師ワークショップが撮影した作品が上映される。ご当地アイドルグループ「川崎純情小町☆」の音楽ライブも行われる。会場には地域の子ども達が願い事を記した短冊の展示や灯篭が立ち並び、秋の夜長の雰囲気を盛り上げる。「子ども達や新しい住民の方々に大師に愛着を持っていただける機会になれば」と松原さんは話す。
入場無料、定員200人。午後5時から8時30分まで。雨天時は翌日22日に延期される。
|
|
|
|
|
|
5月3日
4月26日