川崎中同窓会 美術展通じ活動PR 賛同者増加図る
川崎中学校同窓会(大口孝会長)が1月中旬、同校校舎内で「第2回 川中同窓会美術展」を開いた。在校生や卒業生に、同窓会の存在や活動を知ってもらうことが目的。卒業生が手掛けた力作を30点以上展示した。
学校の文化祭の日程に合わせ1月14日から17日まで開催。絵画や書、写真、刺繍など、卒業生15人による30点以上の作品を展示した。制作者は1期から6期の卒業生が中心。2012年に亡くなった同校出身の芸術家・窪田俊三氏の試作段階のオブジェも並んだ。見学に訪れた男子生徒は「卒業生にこんな上手な作品を創れる人がいるなんて知らなかった。驚いた」と感嘆の声を漏らした。
美術展実行委員長の細田嘉孝さん(70)は「昨年の初開催時より倍近い数の作品が集まった」と、教室半分を埋めた作品を前にうれしそうに話す。開催の意図については「素晴らしい作品がたくさんある。卒業生の活躍を知って、在校生たちが励みにしてくれれば」と力を込めた。
同校同窓会は一時活動を休止していた時期があり、再開したのは6年前。休止の影響もあり、在校生や卒業生からの知名度はいまひとつで、毎年体育祭に参加して生徒との綱引き対決を繰り広げるなど、積極的な活動で認知度アップを図ってきた。
美術展は同窓会幹事が発案。在校生へのアピールとともに、作品出展を呼びかける形で卒業生へのPRも狙った。川崎中は今年で創立60周年。卒業生は約8500人を数えるだけに、細田さんは「卒業した以上はいつまでも学校の役に立ちたい。そのためにも、一緒に活動してくれる方がもっと増えてくれれば」と期待を込める。
美術展は来年も開催予定。参加者増を目指して、町内会などを通じた広報にも力を入れていくという。
同校同窓会についての問い合わせは荒井さん(【電話】045・473・5951)へ。5月には60周年記念式典を開催する。
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